損害保険鑑定人とは
 
1955年以降に整備された専門知識と技能を持ち合わせたこの損害保険登録鑑定人は、社団法人 日本損害保険協会が実施する保険知識、建築、電気、機械、簿記会計など鑑定業務に必要な専門知識及び一般常識の試験に合格し、同協会に登録された鑑定人です。

損害保険鑑定人には1〜3級の技能ランクがあり、所定の試験に合格し上級ランクに進みます。なお、建築士、税理士など一定の公的資格取得者は専門鑑定人として登録されます。
 
 損害保険鑑定人の仕事

 
○ 損害鑑定(損害査定サービス)

一般的な財物(自動車、船舶、航空機などを除く)にかかわる保険事故の損害調査を行っています。
広範多岐にわたる保険事故を幅広い知識と、経済、物価動向等を背景にしながら、損害を被った建物や機械など様々な現場へ立会い調査し、保険価額と損害額を算出、鑑定レポートを保険会社へ提出します。また、被保険者や各企業担当者との事故状況、原因などの説明・面談なども行います。

○ 主な事故調査

 ・ 火災事故
 ・ 落雷事故
 ・ 瞬時低電圧事故
 ・ 賠償責任事故( 土木・建設・機械 )
 ・ 建設工事現場および機械や各種生産設備に生じた爆発、破損事故など
 ・ 広域災害事故 ( 風水害・地震など )
 ・ 各種災害・事故に伴う営業上の損失(間接損害)の算定

※ 間接損害とは・・・工場等の生産ラインが停止することにより操業が休止、阻害されて、営業利益及び全経常費に損失(喪失利益)が発生することです

○ 評価鑑定

評価鑑定とは・・・大手企業の保険引受時おいて、保険の対象となる建物及び各種財物の資産価値を適正評価することで、半導体・各種製造工場、プラント施設、また、各種ビル、ホテル、百貨店など幅広く保険価額の評価鑑定業務を行っております。
 

 業務フロー
 
各損害保険会社から損害調査依頼を受付します
 ↓
(1)「罹災現場へ」事故の原因及び被害状況の確認/関係者からの聴取
 ↓
(2)「復旧補修費、復旧見解書等の資料を精査」
 ↓
(3) 「損害額算出」

  ※(2)(3)様々な資料を精査し、
    諸先輩のアドバイスを受けながら作業を行います
 ↓
(4)「各種打合せ」数回に及ぶこともあります
 ↓
(5)「損害保険金確定」
 ↓
(6)「調査報告書提出」私達の業務は終了です

 

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